「ライセンスが無効です。終了します。ライセンスに登録された物理アドレスがこのコンピュータの物理アドレスと一致しません。」エラーメッセージが表示される
Brava Desktopでファイルを開く際、「ライセンスが無効です。終了します。ライセンスに登録された物理アドレスがこのコンピュータの物理アドレスと一致しません。」と表示される場合の対処方法をご説明します。
このエラーメッセージが発生する理由
本エラーメッセージは、ライセンス認証エラーです。
個別管理ライセンスをご使用の環境で、「ライセンスファイルに登録されている物理アドレス」 と 「インストール先PC上で現在認識されているネットワークアダプタの物理アドレス」が一致しない場合に表示されます。
発生原因パターン
- ライセンスファイルの発行依頼時に登録した物理アドレスが間違っていた
ライセンスファイル発行依頼時にお伝えいただいた物理アドレスが、単純に間違っていた場合。
コマンド結果のコピーペーストではなく、手入力したアドレスをお知らせいただいた場合などは、間違いが発生しやすくなります。
- ライセンスファイルの発行依頼時に登録した物理アドレスをもつネットワークアダプタが、現在PC上で認識できなくなっている
ライセンスファイル申請時の物理アドレスは対象マシン上のipconfig /allコマンドを使用した確認をお願いしています。
ほとんどのPCでは、ipconfigの結果として複数のネットワークアダプタが検出されるため、その中からどのネットワークアダプタが適切かを見極めたうえで申請していただく必要があります(後述の「PC上のどのネットワークアダプタの物理アドレスを登録すべき?」をご覧ください)。
不適切なネットワークアダプタの物理アドレスでライセンスファイルを発行すると、将来的にそのネットワークアダプタがPC上で認識できない状況が発生し、そうなるとライセンス認証エラーが発生します。
たとえば、正常に使用できていたにもかかわらず
〇PCの使用場所/接続先ネットワークを変えたらエラーになった
〇外付けLANアダプターを外したらエラーになった
という場合はこのケース該当します。
- PINnumberと物理アドレスの紐づけがまちがっている
同時に複数PINのライセンスファイルを発行依頼した場合に起こりやすいですが、受領したライセンスファイルとPCのマッピングを間違えて適用するとエラーになります。
たとえばPIN 1111111を「A」のPC用に、PIN 222222を「B」のPC用に発行依頼した場合で、誤ってPIN 1111111用に発行されたライセンスファイルを「B」のPCに適用してしまうといったケースが挙げられます。
1,2のケースでは、正しい物理アドレスにてライセンスファイルを再発行する必要があります。
PC上のどのネットワークアダプタの物理アドレスを登録すべき?
ライセンスファイルに登録する物理アドレスは、必ずしも実際に通信に使用するネットワークアダプタの物理アドレスを指定する必要はありません。使用する環境(職場、自宅等)のすべてで認識可能なネットワークアダプタの物理アドレスをもとにライセンスファイルの再発行を申請ください。
たとえば、「職場では有線LAN」 「自宅では無線LAN」を使用をする場合でも、有線LANのネットワークアダプタが常に認識可能な状態であれば、有線LANの物理アドレスをライセンスファイルに登録することで、両方の環境で使用可能となります。
(ほとんどの場合、PCに内蔵されている有線LAN用のネットワークアダプタ「イーサネットアダプター」は、環境問わず常時認識できるものであるため、ライセンスファイル発行申請時の対象ネットワークアダプタとして適しています。)
個別管理ライセンスファイルの再発行が必要な場合は、以下の情報をご準備の上、
こちらのフォームからご依頼ください。
- ライセンスのPIN Number(例:IGC123456)
- Brava Desktopのバージョン(例:22.2)
- Brava Desktopインストール先PCのネットワークアダプターの物理アドレス
※ 物理アドレスの確認方法はこちらのページ をご参照ください。
ライセンスファイルの再発行処理はOpenText社(カナダ)にて行われるため、ご依頼をいただいてから発行までに2-3営業日かかる場合があります。
[対象バージョン]
Brava Desktop 共通