ライセンスマネージャー上で"This computer does not have administration rights..."とエラーメッセージが表示される

ライセンスマネージャー上で"This computer does not have administration rights..."とエラーメッセージが表示される

概要

ライセンスマネージャー上でサービスの接続の操作をした際に、以下のエラーメッセージが表示されるケースがあります。
 "This computer does not have administration rights for the Brava! Desktop License Manager service at [Server]"

これは、ライセンスマネージャ―サービスの管理者として登録されていないユーザーアカウントでサービスを操作することで発生します。


原因

ライセンスファイル入手後、そのライセンス情報をライセンスマネージャ―に読み込むには、必ず「ライセンスマネージャ―のサービスのインストール」という作業が必要です。この作業を行った際の管理者ユーザーアカウントの情報は、サービスの管理者として自動登録されます。
これはライセンスマネージャ―管理ツールの [Tools] - [Administrator Setup]より確認可能です。

Administrator Setupに登録のないユーザーアカウントでライセンスマネージャ―管理ツールを操作している場合、
このエラーが発生します。

管理者権限を持つアカウントがマシンに複数存在している場合には、この事象に遭遇しやすくなります。

対処方法

①Administrator Setupに登録済の管理者でログオンしなおし、リストに新しい管理者を追加する

現在のライセンスマネージャ―サービスをインストールした際の管理者ユーザーアカウントが特定できる場合は、そのユーザーアカウントでOSにログインしなおした上で、再度ライセンスマネージャ―管理ツールにアクセスします。

その後、[Tools] - [Administrator Setup]メニューから、ライセンスマネージャ―の管理者に指定したい管理者アカウントの情報を追加登録します。

以降、登録済の管理者アカウントからのアクセス時には本エラーが発生しなくなります。

②新しい管理者アカウントでサービスを再作成する

現在[Tools] - [Administrator Setup]に登録されている管理者ユーザーアカウントがわからない、または登録済のユーザーアカウントがすでに存在しない場合は、今現在エラーに遭遇している新しい管理者でライセンスマネージャ―サービスを再作成する必要があります。

以下の手順でサービスの再インストールを実施し、エラーが解消されるかを確認してください。
          [ライセンスマネージャ―サービス再作成方法]
  1. 現在のライセンスマネージャサービスの停止
    ライセンスマネージャ―管理画面メニューの[Tools]-[Service]-[Disconnect from Service]をクリックしてから[Tools]-[Service]-[Stop Service]をクリックすると停止できます。
    ※操作時にエラーが発生する場合、Windows管理の「サービス」からのBrava Desktop License Managerサービスを停止してください。

  2. ライセンスマネージャ用サービスのアンインストール
    ライセンスマネージャ―管理画面メニューの[Tools]-[Service]-[Uninstall Service]をクリックします。
    この操作には特に完了通知などはありません。

  3. 「LMService.dat」ファイルの手動削除
    エクスプローラを起動し、ライセンスマネージャのインストールフォルダを参照します。
    ・バージョン1.1.0.5 の場合 C:\Program Files(x86)\IGC\IGC License Manager
    ・上記以降のバージョンの場合 C:\Program Files(x86)\OpenText\Brava Desktop License Manager

    このフォルダ内にある「LMService.dat」という名称のファイルを削除またはリネームします。
    ※似た名称のファイルが多数あるので間違えないように注意してください。

  4. ライセンスマネージャサービスの再インストール
    エラーに遭遇した管理者でライセンスマネージャ―管理画面を起動し、メニューの[Tools]-[Service]-[Install Service]をクリックします。
    本作業により手順3で削除/リネームしたファイルの変わりに初期状態の「LMService.dat」が再作成されます。同時にこの作業を行った際の管理者アカウントがAdministratior Setupに追加されます。

    ここで、ライセンスマネージャ―管理画面上に「There are no licenses to display」と表示されることを確認します。

  5. ライセンスキーのインポート
    お手元にある「IGCKey.lic」のインポート処理を実行します。
    LM管理画面メニューの[Tools]-[License Setup]、次画面の[Import From File]をクリックし、お手持ちのライセンスファイルを選択するとインポートできます。
    下記のように、ライセンスが読み込まれれば完了です:


[対象バージョン]
Brava Desktop 共通