ホスト情報の変更手順(ライセンスファイル変更あり)
この記事では、ライセンスマネージャ―のホスト情報(IPアドレス/コンピューター名)を変更するにあたって、ライセンスファイルの再発行を伴うケースの変更手順についてご案内します。
ホスト情報の変更にあたって、ライセンスファイル再発行が必要かどうか判断できない場合は、まずこちらの記事を参照してください。
大まかな流れとしては、下記のようになります:
- 新ホスト用のライセンスファイル入手
- 現行のライセンスマネージャサービスの停止と削除
- マシンのホスト情報変更
- ライセンスマネージャ設定ファイルの書き換え
- ライセンスマネージャでサービス作成、新しいライセンスファイルの読み込み
- 各Brava!Desktopクライアントに新ライセンスファイル適用
- 各Brava!Desktopクライアントからの接続確認
■注意事項
- この設定変更を開始すると、完了するまではライセンス認証ができなくなります。すでに接続済みのBrava Desktopクライアントの閲覧は続行できますが、新しいライセンスの適用が完了するまでは、新規のクライアント接続はできなくなります。
■事前準備
- 変更後のホスト情報を登録したライセンスファイル(IGCKey.lic)を再発行しておく必要があります。ライセンスファイル再発行依頼はサポート窓口で承ります。
■変更手順
ライセンスマネージャ―は、バージョンによって製品名称やサービス名称、デフォルトのインストールパスに差異があります。
お使いのバージョンにあわせて、適宜読み替えてください。
バージョン1.1.0.5(Brava Desktopクライアントバージョン16.0以前に対応)をお使いの場合
製品名称: IGC License Manager Administrator
インストールパス: C:\Program Files (x86)\IGC\License Manager\
Windowsサービス名称: IGC License Manager
バージョン16EP7以降(Brava Desktopクライアントバージョン16.4以降に対応)をお使いの場合
製品名称: Brava! Desktop License Manager Administrator
インストールパス: C:\Program Files (x86)\OpenText\Brava! Desktop License Managerまたは
C:\Program Files\OpenText\Brava! Desktop License Manager
Windowsサービス名称: Brava! Desktop License Manager
- ライセンスファイルの準備
新しいホスト情報が登録されたライセンスファイル(IGCKey.lic)をサポート窓口に再発行依頼し、入手します。
入手後はライセンスマネージャーサーバーの任意の場所に配置します。
※各クライアントにも適用(後述)するため、配布の準備が必要です。
- ライセンスマネージャ―管理画面から既存のサービスの接続を切断
ライセンスマネージャ―管理ツールを管理者として起動します。
[Tools]→[Service]→[Disconnect From Service]で既存サービスの接続を切断します。
"Not connected to the <サービス名> Service"のメッセージが表示されます。
- ライセンスマネージャ―管理画面から、既存サービスのアンインストール
最初に、Windowsサービスリストに、ライセンスマネージャ―のサービスが存在することを確認します。
その後管理画面の[Tools]→[Service]→[Uninstall Service]で既存サービスをアンインストールします。
確認画面が表示されますが、OKで進めます。
特に完了通知はありませんが、Windowsサービスリスト内からライセンスマネージャ―のサービスがなくなっていれば完了です。
完了後はライセンスマネージャ―管理画面を終了します。
- LMService.datの削除
ライセンスマネージャ―のインストールフォルダ直下にあるLMService.datには登録済のライセンス情報が含まれているため、これをファイルごと削除します。
※類似した名称のファイルが同じフォルダ内にありますので、間違えないようご注意ください。
- ホスト情報の変更
マシンのホスト情報(IPアドレスまたはコンピュータ名)の変更を実施します。
- LMAdmin.iniの更新(コンピューター名の変更時)
ライセンスマネージャ―のインストールフォルダ直下にある「LMAdmin.ini」をエディタで開きます。
AdministrationHostNameに記載されているコンピューター名を、新しいものに書き換えて保存します。
- LMService.iniの更新(IPアドレスの変更時)
ライセンスマネージャ―のインストールフォルダ直下にある「LMService.ini」をエディタで開きます。
AdministrationHostNameに、変更後のIPアドレスを記載します。
AdministrationHostName=192.168.0.11
- ライセンスマネージャ―から、サービスのインストール
ライセンスマネージャ―管理ツールを管理者として起動します。
[Tools]→[Service]→[Install Service]でサービスをインストールします。
"There are no licenses to display"のメッセージが表示されます。
- ライセンスマネージャ―から、新しいライセンスキーをインポート
[Tools]→[License setup]から、新しいライセンスキーをインポートします。
[Add]ボタンからIGCKey.lic内のキー情報を直接貼り付けるか、あるいは[Import From File]でIGCKey.licファイルそのものをインポートします。
License setupダイアログにライセンス情報がリストされれば成功です。
[Close]ボタンでクローズします。管理ツール上にライセンス情報が表示されるようになります。
- Windowsサービスの「スタートアップの種類」を変更
Windowsサービスが再作成されたので、スタートアップの種類を[自動(遅延開始)]に変更します。
以上でライセンスマネージャ―サーバーの作業は完了です。
- Brava Desktopクライアントへの新しいライセンスファイル適用
Brava Desktopクライアントマシンで、新しいライセンスファイルを適用し、Brava Desktopクライアントを再起動します。
再起動後、初回のファイル閲覧時に、新しいライセンスに対するライセンス認証が行われます。
Brava Desktopクライアントのライセンスファイル適用方法については、こちらの記事をご参照ください。
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