ライセンスマネージャインストール後に、コンピュータ名やIPアドレスを変更することはできますか?

ライセンスマネージャインストール後に、コンピュータ名やIPアドレスを変更することはできますか?

この記事では、ライセンスマネージャサービスが稼働しているサーバーで、ホスト情報(IPアドレスやコンピューター名)を変更する場合に必要な手続きについて案内します。

  1. ライセンスファイルの準備
    新しいホスト情報が登録されたライセンスファイル(IGCKey.lic)をサポート窓口に再発行依頼し、入手します。
    入手後はライセンスマネージャーサーバーの任意の場所に配置します。
    ※各クライアントにも適用(後述)するため、配布の準備が必要です。

  2. ライセンスマネージャ―管理画面から既存のサービスの接続を切断
    ライセンスマネージャ―管理ツールを起動します。
    [Tools]→[Service]→[Disconnect From Service]で既存サービスの接続を切断します。
    "Not connected to the <サービス名> Service"のメッセージが表示されます。

  3. 既存サービスのアンインストール
    最初に、Windowsサービスリストに、ライセンスマネージャ―のサービスが存在することを確認します。

    その後管理画面の[Tools]→[Service]→[Uninstall Service]で既存サービスをアンインストールします。
    確認画面が表示されますが、OKで進めます。
    特に完了通知はありませんが、Windowsサービスリスト内からライセンスマネージャ―のサービスがなくなっていれば完了です。
    完了後はライセンスマネージャ―管理画面を終了します。

  4. LMService.datの削除
    ライセンスマネージャ―のインストールフォルダ直下にあるLMService.datには登録済のライセンス情報が含まれているため、これをファイルごと削除します。
    ※類似した名称のファイルが同じフォルダ内にありますので、間違えないようご注意ください。

  5. ホスト情報変更
    マシンのホスト情報(IPアドレスまたはコンピュータ名)の変更を実施します。

  6. LMAdmin.iniの更新(コンピューター名の変更時)
    ライセンスマネージャ―のインストールフォルダ直下にある「LMAdmin.ini」をエディタで開きます。
    AdministrationHostNameに記載されているコンピューター名を、新しいものに書き換えて保存します。

  7. LMService.iniの更新(IPアドレスの変更時)
    ライセンスマネージャ―のインストールフォルダ直下にある「LMService.ini」をエディタで開きます。
    AdministrationHostNameに、変更後のIPアドレスを記載します。
    例)AdministrationHostName=192.168.0.11

  8. サービスのインストール
    ライセンスマネージャ―管理ツールを管理者として起動します。
    [Tools]→[Service]→[Install Service]でサービスをインストールします。
    "There are no licenses to display"のメッセージが表示されます。

  9. 新しいライセンスキーをインポート
    [Tools]→[License setup]から、新しいライセンスキーをインポートします。
    [Add]ボタンからIGCKey.lic内のキー情報を直接貼り付けるか、あるいは[Import From File]でIGCKey.licファイルそのものをインポートします。
    License setupダイアログにライセンス情報がリストされれば成功です。

    [Close]ボタンでクローズします。管理ツール上にライセンス情報が表示されるようになります。

  10. Windowsサービスの「スタートアップの種類」を変更
    ライセンスマネージャーのWindowsサービスが再作成されたので、スタートアップの種類を[自動(遅延開始)]に変更します。

  11. Brava Desktopクライアントへの新しいライセンスファイル適用
    Brava Desktopクライアントアプリケーションに新しいライセンスファイルを適用し、Brava Desktopクライアントを再起動します。
    再起動後、初回のファイル閲覧時に、新しいライセンスを使用してライセンス認証が行われます。
    Brava Desktopクライアントのライセンスファイル適用方法については、こちらの記事をご覧ください。