ライセンスマネージャインストール後に、コンピュータ名やIPアドレスを変更することはできますか?
この記事では、ライセンスマネージャサービスが稼働しているサーバーで、ホスト情報(IPアドレスやコンピューター名)を変更する場合に必要な手続きについて案内します。
- ライセンスファイルの準備
新しいホスト情報が登録されたライセンスファイル(IGCKey.lic)をサポート窓口に再発行依頼し、入手します。
入手後はライセンスマネージャーサーバーの任意の場所に配置します。
※各クライアントにも適用(後述)するため、配布の準備が必要です。
- ライセンスマネージャ―管理画面から既存のサービスの接続を切断
ライセンスマネージャ―管理ツールを起動します。
[Tools]→[Service]→[Disconnect From Service]で既存サービスの接続を切断します。
"Not connected to the <サービス名> Service"のメッセージが表示されます。
- 既存サービスのアンインストール
最初に、Windowsサービスリストに、ライセンスマネージャ―のサービスが存在することを確認します。

その後管理画面の[Tools]→[Service]→[Uninstall Service]で既存サービスをアンインストールします。
確認画面が表示されますが、OKで進めます。
特に完了通知はありませんが、Windowsサービスリスト内からライセンスマネージャ―のサービスがなくなっていれば完了です。
完了後はライセンスマネージャ―管理画面を終了します。
- LMService.datの削除
ライセンスマネージャ―のインストールフォルダ直下にあるLMService.datには登録済のライセンス情報が含まれているため、これをファイルごと削除します。
※類似した名称のファイルが同じフォルダ内にありますので、間違えないようご注意ください。
- ホスト情報変更
マシンのホスト情報(IPアドレスまたはコンピュータ名)の変更を実施します。
- LMAdmin.iniの更新(コンピューター名の変更時)
ライセンスマネージャ―のインストールフォルダ直下にある「LMAdmin.ini」をエディタで開きます。
AdministrationHostNameに記載されているコンピューター名を、新しいものに書き換えて保存します。
- LMService.iniの更新(IPアドレスの変更時)
ライセンスマネージャ―のインストールフォルダ直下にある「LMService.ini」をエディタで開きます。
AdministrationHostNameに、変更後のIPアドレスを記載します。
例)AdministrationHostName=192.168.0.11
- サービスのインストール
ライセンスマネージャ―管理ツールを管理者として起動します。
[Tools]→[Service]→[Install Service]でサービスをインストールします。
"There are no licenses to display"のメッセージが表示されます。
- 新しいライセンスキーをインポート
[Tools]→[License setup]から、新しいライセンスキーをインポートします。
[Add]ボタンからIGCKey.lic内のキー情報を直接貼り付けるか、あるいは[Import From File]でIGCKey.licファイルそのものをインポートします。
License setupダイアログにライセンス情報がリストされれば成功です。

[Close]ボタンでクローズします。管理ツール上にライセンス情報が表示されるようになります。
- Windowsサービスの「スタートアップの種類」を変更
ライセンスマネージャーのWindowsサービスが再作成されたので、スタートアップの種類を[自動(遅延開始)]に変更します。
- Brava Desktopクライアントへの新しいライセンスファイル適用
Brava Desktopクライアントアプリケーションに新しいライセンスファイルを適用し、Brava Desktopクライアントを再起動します。
再起動後、初回のファイル閲覧時に、新しいライセンスを使用してライセンス認証が行われます。
Brava Desktopクライアントのライセンスファイル適用方法については、こちらの記事をご覧ください。