ホスト情報の変更手順(ライセンスファイル変更なし)

ホスト情報の変更手順(ライセンスファイル変更なし)

この記事では、ライセンスマネージャ―のホスト情報(IPアドレス/コンピューター名)を変更するにあたって、ライセンスファイルの再発行を伴わないケースの変更手順についてご案内します。
ホスト情報の変更にあたって、ライセンスファイル再発行が必要かどうか判断できない場合は、まずこちらの記事を参照してください。

大まかな流れとしては、下記のようになります:
  1. 現行のライセンスマネージャサービスの停止と削除
  2. マシンのホスト情報変更
  3. ライセンスマネージャ設定ファイルの書き換え
  4. ライセンスマネージャでサービス作成
  5. 各Brava!Desktopクライアントからの接続確認

■注意事項

  1. この設定変更を開始すると、完了するまではライセンス認証ができなくなります。すでに接続済みのBrava Desktopクライアントの閲覧は続行できますが、新しいサービスの起動が完了するまでは、新規のクライアント接続はできなくなります。

■変更手順


ライセンスマネージャ―は、バージョンによって製品名称やサービス名称、デフォルトのインストールパスに差異があります。
お使いのバージョンにあわせて、適宜読み替えてください。

バージョン1.1.0.5(Brava Desktopクライアントバージョン16.0以前に対応)をお使いの場合
製品名称: IGC License Manager Administrator
インストールパス: C:\Program Files (x86)\IGC\License Manager\
Windowsサービス名称: IGC License Manager

バージョン16EP7以降(Brava Desktopクライアントバージョン16.4以降に対応)をお使いの場合
製品名称:  Brava! Desktop License Manager Administrator
インストールパス: C:\Program Files (x86)\OpenText\Brava! Desktop License Managerまたは
        C:\Program Files\OpenText\Brava! Desktop License Manager
Windowsサービス名称: Brava! Desktop License Manager
  1. ライセンスマネージャ―管理画面から既存のサービスの接続を切断
    ライセンスマネージャ―管理ツールを管理者として起動します。
    [Tools]→[Service]→[Disconnect From Service]で既存サービスの接続を切断します。
    "Not connected to the <サービス名> Service"のメッセージが表示されます。

  2. ライセンスマネージャ―管理画面から、既存サービスのアンインストール
    最初に、Windowsサービスリストに、ライセンスマネージャ―のサービスが存在することを確認します。

    その後管理画面の[Tools]→[Service]→[Uninstall Service]で既存サービスをアンインストールします。
    確認画面が表示されますが、OKで進めます。
    特に完了通知はありませんが、Windowsサービスリスト内からライセンスマネージャ―のサービスがなくなっていれば完了です。
    完了後はライセンスマネージャ―管理画面を終了します。

  3. ホスト情報の変更
    変更対象のホスト情報(IPアドレス/コンピューター名)の変更を実施します。

  4. LMAdmin.iniの更新(コンピューター名が変わる場合)
    ライセンスマネージャ―のインストールフォルダ直下にある「LMAdmin.ini」をエディタで開きます。
    AdministrationHostNameの情報を新しいコンピューター名に変更します。

  5. LMService.iniの更新(IPアドレスが変わる場合)
    ライセンスマネージャ―のインストールフォルダ直下にある「LMService.ini」をエディタで開きます。
    AdministrationHostNameに、変更後のIPアドレスを記載します。
    AdministrationHostName=192.168.0.11

  6. ライセンスマネージャ―から、サービスのインストール
    ライセンスマネージャ―管理ツールを管理者として起動します。
    [Tools]→[Service]→[Install Service]でサービスをインストールします。
    この時点で、インポート済のライセンス情報が表示されます。

  7. Windowsサービスの「スタートアップの種類」を変更
    Windowsサービスが再作成されたので、スタートアップの種類を[自動(遅延開始)]に変更します。
    以上でライセンスマネージャ―サーバーの作業は完了です。

  8. Brava Desktopクライアントからの接続確認
    起動済みのBrava Desktopを再起動し、ファイルを開きます。新しいライセンスに対するライセンス認証が行われます。

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