個別管理ライセンスとネットワークライセンス

個別管理ライセンスとネットワークライセンス

この記事では、個別管理ライセンスとネットワークライセンスの違いについて説明しています。

個別管理ライセンス

概要
1台のPCにBrava!Desktopアプリケーションをインストールするためのライセンスです。

ライセンスファイルに登録する情報
PCのネットワークアダプタに紐づく物理アドレス(MACアドレス)を登録します。そのため、発行したライセンスファイルを別のPCに適用しても動作しません。

PIN Numberとライセンスの関係性
PIN Numberは1ライセンスに1つ割り当てられます。複数のライセンスを同時購入した場合、1つの保守サポート契約に複数のPIN Numberが紐づきます。
複数の個別管理ライセンスを所有する場合、どのPCにどのPIN Numberのライセンスを適用したかについては、お客様にて管理する必要があります

ライセンスファイルの再発行が必要なタイミング
Brava!Desktopアプリケーションのインストール先PCを変更する際や、登録していた物理アドレスを持つネットワークアダプタが交換された際は、新しい物理アドレスにてライセンスファイルを再発行する必要があります。
その他、Brava!Desktopアプリケーションのメジャーバージョンが変わる際も、ライセンスファイルを再発行する必要があります。

個別管理ライセンスは、導入ライセンス数が少ない場合や、インストール先PCがネットワーク接続できない場合の運用に適しています。


ネットワークライセンス

概要
「Brava! Desktop ライセンスマネージャ―」という、ライセンス管理に特化したサーバー製品を導入して、組織内でBrava! Desktopクライアントのライセンスを一元管理します。
ライセンスファイルに登録する情報
ライセンスファイルにはライセンスマネージャ―サーバーのホスト情報(IPアドレスまたはコンピューター名)を登録します。
ライセンスファイルは、ライセンスマネージャ―とBrava! Desktopクライアントの両方に同じものを適用します。ライセンスファイルを適用するBrava!Desktopクライアントの数には制限はありません。

PIN Numberとライセンスの関係性
ネットワークライセンス購入時にはユーザー数を指定しますが、発行されるライセンスのPIN Numberはユーザー数に関わらず1契約で1つです。

ライセンスファイルの再発行が必要なタイミング
ライセンスファイルに登録済のライセンスマネージャ―ホスト情報が変更される際は、新しいホスト情報にてライセンスファイルを再発行する必要があります。
その他、およびBrava! Desktopアプリケーション(クライアント側)のメジャーバージョンが変わる際も、ライセンスファイルを再発行する必要があります。

ライセンス消費の仕様
ライセンスファイルを適用したBrava! Desktopクライアントアプリケーションが起動されると、1ライセンスが使用されます。
使用されたライセンスが解放されるタイミングは、ライセンスの種類によって異なります。
ライセンスの種類
説明
シート固定
1Windowsユーザーアカウントに対して1ライセンスの割り当て。アプリケーションを終了してもライセンスは占有されたままとなります。
同時使用
不特定多数のユーザー間で購入数分のライセンスを共有。Brava Desktopクライアントアプリケーションをインストールできる台数に制限はありません。アプリケーションを終了するとライセンスは解放されます。

ライセンス認証のしくみ
ネットワークライセンスを使用してBrava!DesktopアプリケーションをインストールしたPCは、アプリケーション起動時やファイル読み込み時にネットワーク経由でライセンスマネージャ―に対する認証問い合わせを行います。
そのためPCは常時ネットワークに接続されている必要があります。
また、クライアントがライセンスマネージャにアクセスする際は、クライアントに適用されたライセンスファイル内のホスト情報が参照されます。ライセンスファイルにコンピュータ名が登録されている場合は、クライアントからそのコンピュータ名が名前解決できなければなりません。
ネットワークライセンスは、導入ライセンス数が多く、インストール先PCが常時ネットワーク接続下にある場合の運用に適しています。